2017年6月版で搭載!ワークフローのJavaScript/CSSカスタマイズをさっそく社内でつかってみた②

こんにちは。Garoonプロモーションチームです。今回は、JavaScript/CSSカスタマイズの社内事例2回目です。→1回目を読む

前回もご紹介したとおり、Garoon6月版ではワークフローにJavaScriptAPIが搭載されました。Garoonのワークフローのちょっとめんどうなところを、JS/CSSカスタマイズを使って解決できるようになります。

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GaroonのJS API一覧はこちら

具体的にどんなカスタマイズができるのか、今回は「kintone連携」をポイントにご紹介します。

併用ユーザー様におすすめ!kintone連携カスタマイズ

サイボウズが提供するビジネスアプリ開発基盤kintone、実はクラウド版のGaroonをご契約中のお客様のうち、約1/3がkintoneも併用いただいています。そんな併用ユーザー様におすすめなのがkintoneと連携するカスタマイズです。

なぜkintoneのアプリとGaroonのワークフローを使い分けるの?

kintoneのアプリでも簡単な承認フローを作ることができるので、それぞれの使い分けに悩む方もいらっしゃると思います。kintoneとGaroonはそれぞれ強みが違いますので、業務の特性に応じて選ぶことが大切です。

 ■kintone、Garoon申請業務での強み

 kintoneの強み → 蓄積したデータを集計できる

 Garoonの強み → 申請経路が作りやすい。印刷画面が用意されている。

これを見ると申請フローがシンプルで、かつ蓄積したデータを集計したり二次利用したい場合はkintoneワークフローとして一通りの機能が必要の場合、印刷が必要な場合などはGaroon、と言えますね。サイボウズ社内では、物品購入に関わる申請をkintoneとGaroonで行っています。事前申請はデータ集計が必要なためkintoneで、支払い申請の方は印刷画面が必要なのでGaroon、という使い分けになっています。

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<サイボウズ社内での物品購入申請。kintoneとGaroonを使い分けています。>

kintoneとGaroonのワークフローを連携!

サイボウズ社内では、物品を購入するときにまずkintoneで申請を出し、納品後にGaroonで支払い申請を出します。Garoonで事後の支払い申請を出すときには、kintoneアプリのURLを記載する必要があるのですが、ここにコピペ作業が発生します。

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<事前申請と支払い申請をひもづけるためにURLをコピペする必要があります>

単純なコピペなら、自動化した方が効率的だし、記載ミスも少なくすることができます。そこで今回実装したのがこちらのカスタマイズです。

<kintoneとGaroonのワークフローを連携したカスタマイズを実装>

事前申請アプリに表示された「支払申請を提出」をクリックすると、Garoonのワークフローが立ち上がり、kintoneのレコードURLが自動でコピペされます!これなら月末の申請業務も、効率化できそうですね。

サンプルコードを見てみる

おわりに

Garoon、kintone併用している場合は、kintoneに入力した情報をGaroonにコピー・・・というのはよくあるフローだと思います。例えば、外貨レートをkintoneのアプリで管理しておいて、外貨支払い申請はGaroonで・・・というような業務でも使えそうですね。自社に合わせてアレンジしつつ、ぜひ取り入れてみてください!次回は、旅費申請に関するのカスタマイズをご紹介します。

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サイボウズ アシスタントプロダクトマネージャー ユウコ