LINEやFacebookでGaroonと友達になれる!?Qanat Universe で実現するデータ連携
2018.03.15
こんにちは。Garoonプロモーションチームです。
もう3月ですが、今年もよろしくお願いいたします。
先日、サイボウズのオフィスにJBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)の先進技術研究所の浜口所長が来社される機会があり、JBATさんの「Qanat Universe(カナートユニバース)」とGaroonの連携ソリューションを、浜口所長に直接色々お伺いすることが出来ました。そこで、今年最初の記事は「Qanat Universeとはどんなサービスなのか?」「Qanat Universeを使うとGaroonでどんなことが出来るのか?」をインタビュー形式でお届けします。
今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ちょうど最近、Garoonのデータを使った面白いものできたところなので、お見せしますよ。
<JBアドバンスト・テクノロジー株式会社 先進技術研究所 所長 浜口氏>
それは、楽しみです!
その前に、まずはJBATさんについて教えてください。JBATさんはITソリューションを提供するJBCCホールディングスの中でも、唯一のメーカーということですが・・・
JBATはJBグループの中で、唯一のメーカーです。"技術で新しい価値を創造し続ける"を企業ビジョンに、研究機能を持って日々探求をしながら、その中で様々なサービスを作っています。
そうなんですね。今日ご紹介いただく「Qanat Universe」も、研究テーマの中から生まれたサービスなのでしょうか?
そうです。
世の中で動いているシステムにはプログラムを動かした時の足跡が残っていますよね。あるシステムに登録したデータだったり、そのデータを登録しようとして操作した順番だったり。そういう足跡となるいろんなデータを使って、何かしたいと考えている人は多いけど、実際にやろうとするとすごく大変。どの足跡をとってきて、どの順番で分析して、どんな形で分かりやすく見える形にするか。それをシステム毎に考える・・・なんてさらに大変です。 その大変なことをもっと簡単にデータを見て何か発見できるようにしよう!と思って作ったのが「Qanat Universe」です。
なるほど。Garoonにもスケジュールや掲示板などのアプリケーションに登録されているデータがあり、さらにそれを登録するためにした操作を記録しているログがあります。このデータを使って、情報共有とは別のことができるイメージでしょうか?
そう。例えば、どこの会社でも発生する『会議室が足りない問題』グループウェアを見ると会議室は予約がいっぱいなのに、実際には空いている時もある・・・なんてことありますよね。
はい。多分、一応予約しておいた。とか、直前で会議がキャンセルになった。とか。きっと、会議室予約を取り消すのを忘れているんでしょうね。
そういう、実際の会議室の稼働率を、グループウェアの予約データと会議室の室内データを使って照らし合わせて確認してみる。なんてことができます。
会議室の室内データ?
使えるデータはいくつかあって、室内温度の変化とか、プロジェクターの電源が入ったかどうかとか・・・データを照らし合わせて、予約通りに会議室が使われているかを見える化するんです。監視カメラを設置して人がいるか・・・でやろうと思ったけど、これは社内の評判悪かったからやめました(笑)
なるほど〜。なんだか・・・データを使ってあれもこれも見てみたいって・・・想像が膨らみますね。
それがいいんだよ。このデータとこのデータを使ったら、どんなことが見えてくるかな?とか、このデータを別の形で使う方法はないかな?とか、データの見方や使い方次第で色々とアイデアが生まれそうなのに、そのデータを見るための環境を準備するのが大変だとアイデアも出てこない。それを簡単にできるようにしたんです。
他にはどんな使い方がありますか?
Garoonのデータを使った話だと、Garoonのスケジュールの予定が知りたいときには、僕はFacebookに聞いて教えてもらうんです。
???どういうことでしょうか???
仕組みとしては、まずGaroonの予定データを「Qanat Universe」につないで、次に「Qanat Universe」からFacebookメッセンジャーにつなぐ。特定のキーワードを使うと予定データを取り出せるようにしているんですよ。
<スマホに向かって「予定」と話しかけると・・・(イメージ図)>
↓
↓
↓
<Garoonに登録されている今日の予定が返信で返ってきた!(再現図)>
こんなことができるんですか!?
そう。面白いでしょ。この仕組みは僕がわざわざ予定を確認するのにGaroonを開くのが面倒で・・・もっと楽しくしたくて作ってみました。
今見せていただいたのはFacebookでしたけど、同じことがLINEでもできたり・・・?
できますよ。
やっぱり!
Garoonに限らず、「Qanat Universe」にデータを送る出口があって、「Qanat Universe」からデータを受け取る入り口があれば、できちゃうんですよ。
先に見せていただいた、会議室の利用調査ではデータ分析していましたが、次に見せていただいものはデータを料理するみたいな感じですね。
データは、見方や使い方でいろんなアイデアが生まれるからね。そこが面白いんです。
そうですね。わたしだったらGaroonでやる検索を全てLINEの友達に話しかける感じにしてみたいです。
先ほど、Garoonに限らず、「Qanat Universe」にデータを送ったり、「Qanat Universe」からデータを受け取ったりできればいいとおっしゃっていましたが、これはAPIがあればいいってことですよね?
「Qanat Universe」やGaroonもそうだけど、クラウドサービスではAPIを使って他の製品をつなぐ技術はもはや当たり前ですよね。クラウドサービス以外でも例えば最初に話した会議室に設置した温度計のようなセンサーが感知したデータもAPIで繋がる。データを溜めて分析したら、今度はそのデータをいいように加工して返すこともできるし、別のシステムに次の手順を指示することもできる。ただ溜めて置いておく、でもいいね。
APIは、どんな種類でもいいんですか?
APIは単なるやりとりの決まりごとなので、「Qanat Universe」が決まりごとを合わせれば、どんな種類でもつなげられるんです。つなげる部分にはNode-REDっていうオープンソースのソフトウェアを使っています。GaroonのAPIはSOAP形式ですよね。
はい。GaroonはSOAP形式です。今年の5月にはREST形式のAPIが搭載されます。
へー。5月にREST形式のAPIに対応するんですね。それはいいですね。
Node-REDは初めて聞きましたが、これはどういったものでしょうか?
Node-REDというのは、複雑なプログラミングなしで直感的にクラウドサービスとつないだり、データを計算、加工できるオープンソースのソフトウェア。
最初に話した会議室の温度センサーのデータと会議室の予約データをつないで、可視化できるようなデータに変換するところはNode-REDがやってるんですよ。これを発展させていくと、WebサービスのGaroonと温度センサーを使って、効率よく会議室を使うためのIoTソリューションになりそうですよね。
確かに・・・!GaroonはIoTとはあまり縁がないと思っていましたが、そんなこともなさそうですね。
<IoTソリューションとしてもGaroonは使えますよ。と浜口所長>
そうですね。でも、もちろんIoTじゃなくてもいい。Garoonはスケジューラーの機能を持っているでしょ。今は『働き方改革』っていうけど一体何をしたらしいいだろう?っていうことを考えている人も多いから、スケジュールデータを使って見えてくることや、新しくできることがあると思うんですよ。
仕事ってスケジュールにそって動くことがほとんどですからね。Garoonには、過去の予定データも溜まっているから、ただの行動予定としてのスケジュール機能じゃなくて、溜まった予定データをつかって何か考えているみたいですね。
うーーーん(その場で考える)
例えば、同じ部署で新卒1年目と入社3年目の社員の年間行動予定を予定メニューの項目で分析して、1年目の仕事は社内会議が多かったけど3年目は社外との共同プロジェクトの会議が増えて仕事の幅が広がっているよ。みたいなコンテンツを新卒採用サイトで「当社のキャリアステップイメージ図」みたいな感じで実データを元に掲載できたりしそうですよね。
そうそう。データを見て、そうやって、アイデアをどんどん出して欲しいんですよ。
はい。今日はありがとうございました。
〜番外編〜
ところで、JBグループさんはGaroonのユーザー第一号さんなんですよね。
そうそう!全部とってありますよ。
うわー。ソフトのパッケージにインストールCD!昨年Garoonは発売15周年だったので、15年分の歴史を感じます。
僕、なんかGaroon好きなんだよね。
(全力で)ありがとうございますっ!
QanatUniverseについて詳しくは JBアドバンスト・テクノロジー株式会社までお問い合わせください。
http://www.jbat.co.jp/lp/qanatuniverse.html/
サイボウズ Garoon プロモーション担当 やまほ