情シス女子に聞いた、自分の強みを活かして働く方法とは?

情シス女子2 2
あなたの部署にもいるかもしれない「情シス女子」。
彼女たちは、どんな想いを抱きながら日々働いているのでしょうか...?
ついに「新人女性社員」という輝かしい肩書を失ってしまった、サイボウズ プロモーション担当の大滝が、企業の情報システム部門で働いている女性に、そこで働く喜びと苦労、忘れられないプロジェクト、将来の展望などをインタビューします。

第 2 回は、製紙業界で働く新卒 5 年目の情シス女子さんを取材してきました。
同じ部署に、総合職の女性はたったひとり、という男性社会の中で、強みを活かし、自分にしかできない役割を確立されてきた方です。それではどうぞ。

スクリーンショット 2014-03-31 13.11.37

本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、インタビューに移らせていただきます。いま5年目ということで、入社されてからは、ずっと情シスでお仕事をされているのでしょうか?

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
配属については、完全に会社の意向でした。弊社のシステム部門は35名くらいで、その中で総合職女性は私のみです。私がシステム部に配属された理由としては、当時の部長が、女性管理職を育て増やしたいという、会社の方針を汲み取った部分があったそうです。

それは、期待を一身に背負っているのですね...!

いや~どうなんですかね。でも、私が入ってからの5年間は後輩がひとりも入ってきていません。力をつけなければ、と感じています。

現在は、どういった業務をご担当されているのでしょうか?

営業さんのお仕事をサポートする、基幹システムをメインで担当しています。受注から出荷までを一括で管理するシステムです。4人体制で、このシステムの保守運用をしています。基幹システムに追随する、小さなシステムの内製も行っています。
また、システム改修が行われる際は、プロジェクトマネジメントのような動きもしています。

様々なシステムをご担当されているのですね。
その中でも、やりがいを感じられる仕事は、どういったものがあるのでしょうか?

好きな仕事は、プログラムを組み、システムを内製する仕事ですね。
現場からの要望を取り入れやすい部分に、魅力を感じます。基幹システムは、既に20年以上動いているので、大きな改修を行うことが難しいのですが、自分で内製したシステムは、すぐに改修ができ、ユーザーへのフィードバックも早く行えます。使っている方のお役に立てている、という実感が得られることに、充実を感じますね。

女性だからこそ活きる役割とは

男性の多い職場にいらっしゃるということで、こんなことをされて嬉しかった、といった話があれば、ぜひお聞かせ願いたいのですが。

嬉しかったこと...うーん...
お菓子はもらえますよね(*^ ^*)
地味に嬉しいです、やっぱり、仕事へのやる気は出ますよね!

スクリーンショット 2014-03-31 18.26.12

そうですね!わたしも嬉しいなあ。
では逆に、苦労されたことはありますでしょうか?

そうですね。昔から男性の多い職場で、女性は結婚して辞めていくのが当たり前、という風潮があります。なので、フォローを受けづらい時期がありました。教えても意味がないのでは、と言われたこともあります。
自分で仕事を取りに行く姿勢を意識しなければと、そのときに思いました。

それは、入社してからすぐに気づいたのですか?

いや、最初の2年間はしんどかったです。先輩方は経験も知識も豊富なので、いざ、この仕事やります!と自分から伝えても、「お前に任せてもな...」と返されてしまい、なかなか仕事を任せていただけなかったんです。
どうしようって、ずっと焦ってました。でも、2年間勉強をし、自分なりに模索を続け、私にもこのチームに貢献できる役割があるなと、少しずつ感じられるようになっていきました。そこで、自分にできそうなことを上司に伝えていき、少しずつ仕事を振っていただけるようになりました。
やはり「やる気あります!」と伝えること、根性を見せていくことは大切なのだと思います。「成長したいです!」とアピールをすることで、周りの方の私に対する見方も、段々と変わっていきました。

「成長したい!」という気持ちが、まわりにも通じたんでしょうね。
ちなみに、どういった点が上司から評価されているのだと考えていらっしゃいますか?

上司からは、コミュニケーション能力が高く、部の雰囲気を作ってくれるところが、私の強みだと言われますので、その点はもっと伸ばしていきたいと思っております。
コミュニケーションスキルを求められる、プロジェクトマネジメントの仕事は、多く任されています。

そうなんですね!プロジェクトマネジメントの業務についてもお聞かせいただけますか?

法改正や設備の増設が行われると、システムに大きな改修が入ります。そうしますと、短くて3ヶ月、長くて1年という期間で、プロジェクトが走り出します。こういったプロジェクトの全体管理をする仕事です。スケジューリングを行い、関係者との調整をし、プロジェクトに付随するタスクの整理などを、きめ細かく行っていきます。
大きなプロジェクトになると、関わる人が増えていきます。そうなると、なかなか全体がまとまらないので、自分の強みが活きるのだと思います。
男性は、上下関係を非常に重んじるので、自分の役職によっては、言いたいけど言えないということも多く、コミュニケーションが滞ってしまうときがあります。そういう雰囲気を察知したり、会議の前に事前に相談を受けておいて、代わりに発言したりもします。私はいちばん下で可愛がり特典もあるので(笑)ズバッと言っちゃいます。

部の潤滑油のような存在なんですね。いるといないとじゃ、大違いですね!

そういられているならば、嬉しいです。自分の役割を確立していかなければと、日々意識しています。
私以外のチームのメンバーは専門卒で、プログラミング言語に非常に長けている、スペシャリスト揃いです。そこで私は、チームのメンバーがやりたいようにできる環境を、整えることに注力しています。私が現場から細かい要望を吸い上げ、チームへ伝えることに集中するほうが、自分も面白いですし、いいシステムが作られていくことを実感できます。

チームの窓口のような役割もされているのですね。
違う部署の方ともコミュニケーションをとられることは多いのですか?

そうですね。プロジェクトに関するやり取りも行いますが、他部署の方に、システム部にお問い合わせをしやすいと感じてもらえるよう、普段から積極的にコミュニケーションを取っています。理由は、リスクを減らしていくためです。どんなトラブルも最初は小さいのですが、すぐに相談してもらえず放置されることで、どんどん大きく、複雑なものになってしまいます。そういった事態を回避するためにも、トラブルを早めに情シスに報告していただける関係づくりは、大切です。
システムの開発を行うことも、足を動かして社内に顔を売ることも、どちらも情シスにとっては大事なことなんです。

男性社会で活躍する「情シス女子」を育てた上司はどんな方?

最後に、上司はどんな方なのかお聞かせいただけますか?

困ったことは、一緒に業務を行っている4人体制チームのリーダーに、なんでも相談しています。
私の父と同い年で、いま担当している基幹システムを、20年前に構築したメンバーです。私にとって、システムに関してはこの方に聞けば間違いないという存在で、信頼をおいています。
また、リーダーの上司に当たる、マネージャーにも常日頃から見守っていただいています。マネージャーからは、システムに関することだけでなく、人脈を広げることや、広い範囲の知識を身につけることの大切さを教わりました。私もマネージャーにならい、社外の勉強会に積極的に参加しています。

なりたい将来像は、頼りにされている上司のお二方になるのでしょうか?

そうですね。
頼める方のところに全幅の信頼をおき、でも目は光らせている。
他の部署で、ぶつかっているところに、うまく折り合いをつけさせる。
積極的に足を動かして、情報と経験をつかみ、業務に生かしていく。
そんな人材になっていきたいと思っています。
こういったスキルの重要性は、システム部門に限らないことだと思うのです。
上司からも、どこの会社、どこの部署に行っても通用する人間になりなさい、と言われます。マネジメント業務は、どこでも重宝されるので、マネジメントについて学びが多い、システム部門にいられることは、非常にありがたいことだと感じています。

今回、プロジェクトマネジメントを求められている場所では、女性の活躍が期待できるのではと、お話を聞いて感じられました。

そういった視点で見ていただけるのは嬉しいですね。女性は扱いづらい、と思われてしまうこともありますので、私なりに、女性にしかない強み、女性にしかできない仕事を模索していけたらと思っています。

ありがとうございました。今後も、ご活躍を楽しみにしております!

ありがとうございました!

あなたの部署の情シス女子を、こちらで紹介しませんか

サイボウズでは今後も、「情シス女子」の活躍に注目してまいります。情シス女子の取材を受けたい、自分の部署の情シス女子をぜひ紹介したい、というお客様がいらっしゃいましたら、サイボウズ(csplan@cybozu.co.jp)まで、お問い合わせください。

サイボウズ プロモーション担当 大滝 空